投稿者「kude」のアーカイブ

Google アナリティクス上級者向けコース 3

今回もアナリティクスアカデミーの上級者向けコースを教科書にGoogleアナリティクスについての理解を深めます。


3.1 データをセグメント化してインサイトを得る

ユーザーセグメントは、最大90日間の複数のセッションを対象に、年齢層、期間、性別を特定したり、これらを組み合わせて表示データを抽出できる。

セッションセグメントは、1セッション内で達成された目標や収益額など、1セッション内のユーザー行動を対象とする。

一度に比較できるセグメントは最大4つ。

各セグメントには操作メニューがあり、[ユーザーリストを作成(Build Audience)]を選ぶとリマーケティング用ユーザーリストを作成できる。

ユーザー操作のシーケンスに基づいてセグメントを作ることもできる。
例)動画を再生する前に特定のページを閲覧したユーザーのセグメント。

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Google アナリティクス上級者向けコース 2

今回もアナリティクスアカデミーの上級者向けコースを教科書にGoogleアナリティクスについての理解を深めます。


2.1 アナリティクス アカウントを整理する

プロパティには少なくとも、元データ(Raw Data)、テスト(Test)、マスター(Master)の3つのビューを用意する。

複数の企業のマーケティングを管理している代理店であれば、企業毎に「組織」を設定し、その下にそれぞれ「アカウント」を作成する。

ウェブサイト、モバイルアプリ、またはデバイスごとにプロパティを設定し、別々にトラッキングするのがおすすめ。

URLやサブドメインが異なる2つのウェbサイトを1つのプロパティでトラッキングしたい場合、「クロスドメイントラッキング」を使う。
クロスドメイントラッキングでは、同一セッション内の関連するウェブサイト間の移動が認識される。
これを「サイト間のリンク」と呼ぶ。

アナリティクス360なら、「統合レポート」機能を使うと、複数のプロパティのデータを自動的に収集してひとつの新しいプロパティにまとめられる。
ただし、Google広告などの別のアカウントからインポートしたデータや、別のアカウントにリンクしているデータは含まれない。
→ 統合プロパティとリンク元アカウントをリンクし直せばOK。

リンク元のプロパティで同じクライアントIDで識別されているユーザーは、セッションデータが統合される。

各アカウントには、それぞれ最大 50 個のプロパティを設定できる。
各プロパティには、それぞれ最大 25 個のビューを設定できる。

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Google アナリティクス上級者向けコース 1

初級者向けコースは無事に修了したので、今回からアナリティクスアカデミーの上級者向けコースを教科書に、引き続きGoogleアナリティクスについての理解を深めます。


1.1 Google アナリティクスのデータ収集

アナリティクストラッキングコードでは、トラッキングしているウェブサイトのドメインがレポートにおける「サイト」として定義される。
トラッキングコードを設置すると、そのサイトと関連するサブドメインのCookieがユーザーのブラウザに作成される。
これで、サイトのURLドメインやサブドメインのトラフィックを容易にトラッキングできる。

ドメインが異なる複数のページに同じデフォルトのトラッキングコードを設置している場合、アナリティクスではこれらは別々にカウントされる。
複数のドメインをまたぐトラッキングの場合、クロスドメイントラッキングを設定する。

ユーザーがウェブサイトで操作を行うたびに、トラッキングコードからアナリティクスへ「ヒット」が送信される。
「ヒット」とは、ユーザーに関する有用な情報のパラメータが追加されたURL文字列。
ヒットに含まれる情報 → ブラウザに設定されている言語、閲覧しているページの名前、画面の解像度、アナリティクスID、ランダムに生成されるユーザー識別子・・・など。

一般的なヒットは次の3つ → ページビューヒット、イベントヒット、トランザクションヒット。

ページビューヒットは、ユーザーがページを読み込むとトリガーされる。
ページを開くたびに新しいページビューヒットが送信される。

イベントヒットを使用すると、サイト上の特定の要素に対する操作をトラッキングできる。
イベントヒットはURLに「イベントアクション」「カテゴリ」「ラベル」「値」のパラメータを渡す。

トランザクションヒットは、eコマースヒットとも呼ばれる。
トランザクションヒットでは、購入した商品、トランザクションID、在庫管理単位(SKU)など、eコマースでの商品購入に関するデータを渡せる。

アナリティクスに拡張eコマースを設定している場合、商品カテゴリや、商品をカートに追加/削除したか、商品を閲覧した回数などのデータを渡すこともできる。

他にも、高評価数や共有回数、ツイートデータを渡す「ソーシャルヒット」、ページ速度に関するレポートを作成できる「ページ速度ヒット」などがある。

アナリティクスで把握できるユーザー情報。
所在地、ブラウザ、OS、サービスプロバイダ、年齢、性別、参照元、メディア・・・。

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Google アナリティクス初級者向けコース 4

今回もアナリティクスアカデミーの初級者向けコースを教科書に、Googleアナリティクスについて理解を深めます。


4.1 カスタム キャンペーンを測定する方法

マーケティングキャンペーンは、「キャンペーンのタグ設定」で追跡。

「キャンペーンタグ」とは、広告やオンラインマーケティングのURLリンクに追加するパラメータのこと。
トラッキングパラメータの後に、等号と一単語以上をハイフンでつなげて指定する。
例)https://www…&utm_content=v1-10dollars-off

キャンペーンタグは5種類ある。
そのうち3種類は必須タグで、「メディア」「参照元」「キャンペーン」。
残り2種類は「コンテンツ」「キーワード」。

「メディア」が示すのは仕組み、すなわち、ユーザーへのメッセージの送信方法。
たとえば、メールキャンペーンならemail、ソーシャルネットワークならsocial、有料検索広告ならcpc。
例)&utm_medium=email

「参照元」が示すのはユーザーの流入元。特定のページやメールのリンクなどを指す。
メディアの種類の区別にも使われる。
例)&utm_source=google, &utm_source=newsletter

「キャンペーン」が示すのはマーケティングキャンペーン名。
例)&utm_campaign=2015-holiday-sale

「コンテンツ」を使うと、プロモーションや広告のバージョンを区別できる。
例)割引あり/なしで区別 → &utm_content=v1-10dollars-off, &utm_content=v2-nopromo

「キーワード」は有料検索キャンペーンのキーワード特定に使用する。
使う場面は、BingやYahoo!などの有料検索キャンペーンにタグを手動で設定する場合に限られる。

ヘルプセンターの「URL生成ツール」を使うと、これらのパラメータを広告のURLに追加できる。

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Google アナリティクス初級者向けコース 3

今回もアナリティクスアカデミーの初級者向けコースを教科書に、Googleアナリティクスについて理解を深めます。


3.1 ユーザー レポート

アクティブユーザーレポート
過去1日間、7日間、14日間、30日間にセッションが1回以上発生したユーザの数を表示。
これを「サイトリーチ」「定着度」と呼ぶ。

ユーザーの分布(ユーザー属性)レポート
ユーザーの年齢や性別を表示。

インタレストレポート
テクノロジー、音楽、旅行、テレビなど、ウェブコンテンツの種類別にユーザーの好みを確認できる。

ユーザーの分布レポート、インタレストレポートを有効にするには、[アナリティクス設定]の[プロパティ]で[プロパティ設定]を選択肢、「広告向け機能」の「ユーザー属性レポートとインタレスト カテゴリ レポートの有効化」をオンにする。

  • データが表示されるまで1~2日かかる。
  • サイトへのトラフィックが少ない場合やセグメントが小さすぎる場合は、データがない場合がある。

地域レポートは、ブラウザで使われたIPアドレスからユーザが居る地域を匿名で特定している。

  • コンバージョンやトランザクションは多いのにトラフィック率が低い地域 → 未開拓の市場であり、広告のターゲットとして有望。
  • 直帰率が高い地域 → 広告やサイトをその地域の言語に翻訳したり、地域限定の情報を追加したりといった対策が必要。

新規顧客とリピーターレポート
集客、行動、コンバージョンの各指標に対するデータが「新規」「リピーター」別に確認できる。
時間を追ってこの比較を行うことで、ロイヤリティの推移を調べることができる。

[ブラウザとOS]レポート、[モバイル]レポート
直帰率の高い環境があれば、不具合や表示の改善が必要。

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